はじめに & おことわり
このBlogではあまり時事ネタ的なことは書かないんですけれども、執筆時点(2022/2/19)では、COVID-19に対する3回目のワクチン接種がまだ始まったばかりであり、特に交互接種について不安を持たれている方がたくさんいらっしゃると思いますので、私の場合こうだったということで、3回目のワクチン接種以降、体調がどう推移していったのかを、記録を兼ねて書いていこうと思います。
そして、この記事はあくまでも私のCOVID-19の3回目のワクチン接種記録を、接種を検討されている皆さんの参考になればと事実ベースで書いているもので、交互接種や、そもそもCOVID-19のワクチン接種を強く強制するものではないことを、ここに明記します。(いやもちろん接種した方がいいに越したことはないですが)
前提
- 基礎疾患あり。平熱は36.5度
- 1回目のCOVID-19ワクチン接種: 2021/7/25 ファイザー社製(コミナティ筋注)
- 2回目のCOVID-19ワクチン接種: 2021/8/16 ファイザー社製(コミナティ筋注)
2/14 ワクチン接種予約までの経緯と流れ
仕事に関するスケジュールの関係上で、3月までには3回目のワクチン接種を完了させておきたかったのですが、居住地の市役所からの接種券の発送時期が、2回目のワクチン接種から6か月経過して以降の発送になることをWebサイトであらかじめ確認はしていました。
もちろん接種券の発送まで待つという選択肢もあったのですが、それだとちょっと3月以降のスケジュールにどうしても影響が出てしまい、関係する方に迷惑をかけてしまうこともあって、とりあえず市役所の担当部署に電話をしてみました。
電話をしたところ、氏名と生年月日と2回目のワクチン接種日の確認を受けた上で、
あなたの場合は接種券を前倒して発行することが可能なので、まず先にワクチン接種の予約をしてください。
ということを言われたわけです。いやいや、接種券番号がないのに接種予約なんてできないでしょ、って思っていたところ、3回目のワクチン接種の接種券番号は、1回目 & 2回目のワクチン接種の接種券番号と同じであることが判明。それ先に言ってくれないとわからないよ〜。
そのタイミングでワクチン接種場所として候補に上がったのは、千葉県が運営する「千葉県新型コロナワクチン追加接種センター」と、防衛省・自衛隊が運営する「自衛隊大規模接種東京会場」の2つでした。ちなみに、使用するワクチンはどちらもモデルナ社製です。
元々ファイザー社製のワクチンに関しては供給量が少なかったことと、個人的には交互接種をすることによるデメリットよりもメリットの方を重視していたこともあって、上記のどちらかの接種場所で受けることを決めたのですが、千葉県の方は残念ながら3月まで完全に埋まっており、賭けるのは防衛省・自衛隊の方。早速Webサイトに入ってみたところ、希望日の予約状況が「予約一旦満了」というステータスになっていました。
まぁそれでも予約方法だけでも確認してみようということで、1回目 & 2回目の接種券情報をもとに、自治体コードと接種券番号を入力してみたところ、希望日に何故か3枠の空きが! 多分何かしらの事情でキャンセルされた方がちょうど出たんでしょうね。ありがたく予約を入れさせていただき、その情報を市役所に連携したところ、その日のうちに接種券を発行していただけることに。午後に少し空いた時間があったので、サクッと市役所まで行ってきて、接種券を発行していただきました。ここまでが2/14の出来事になります。
2/16 ワクチン接種当日の流れ
2/16のワクチン接種当日。自宅からだと接種会場のある竹橋まではそれなりに移動時間がかかるため、この日は大手町のコワーキングスペースでギリギリまで勤務することにしました。ちょっと仕事が佳境に入っており、できるだけ効率的に時間を使いたかったためです。
必要な打ち合わせ等をきっちり終わらせて、大手町駅から東京メトロ東西線で竹橋駅まで移動。4番出口の階段を登り切ると、報道でよく出てくる「自衛隊東京大規模接種会場」の看板が。
予約時間までには必ず到着しているようにしてくださいという注意事項が書かれていたので、少し早めで20分前に到着していたのですが、その時点で既に自分の予約時間分も受付開始になっていました。そのまま会場へ入ります。
報道でよく見られるプレハブとテントで設営された仮設棟は、主に手荷物検査、当日の体温測定、問診票記載事項の確認、事前問診に用いられており、内部は想像以上に広くて整然としています。迷いそうになってもあちらこちらに係員の方がいらっしゃって丁寧に誘導してくださるので、指示に従っていれば流れ作業のような形でスルスルと事前の手続きが進んでいきます。事前問診で、基礎疾患の内容や1回目 & 2回目の副反応の状況について、僕の場合は結構細かく確認されましたが、結果的にはOKが出ました。ここまでで約10分。
ここから先は、元々税務署か何かで使われていたと思われる本館の方に誘導されます。エレベーターでの移動になるのですが、きちんと余裕を持った人数が利用できるようにコントロールされていて、エレベーターの中にも案内係の方がいらっしゃいます。もちろん入口と出口の動線は完全に分離しています。このエレベーターで、実際に接種を受ける7階まで上がります。
7階に上がると、まず最初に医師(医官)の方の最終問診が入ります。ここで問診票の内容の再確認と、接種を希望する腕の確認(私は左利きなので右腕を希望しました)を受け、接種後の待機時間が記載されます。そしてそのままの流れで別の部屋に案内されて、看護師の方に実際にワクチンを接種していただきました。接種してくださったのは、東京大学病院から応援でいらしていた方でした。
2回目の接種の時は多少の痛みを感じたのですが、今回は、何かが腕に触れたかな? という程度で何の痛みもなし。本当に接種を受けたのか? と一瞬思ってしまったくらいです。筋肉注射と聞くと結構痛いイメージがあるものなのですが、そう言ったイメージとは全くかけ離れたあっさりとしたものでした。
ここでさらに別室に移動して、15分間待機。ここでも多くの医師(医官)のかたが見守りをしており、もしも何かあった場合でもすぐに対応していただける体制が整っています。幸いにも何の体調の変化もなく、15分が経過したため、また先ほどのエレベーターで1階に降りて、仮設棟の方に移動し、問診票の回収と接種券への証明証の発行をいただいて無事に接種は終了。ここまででかかった時間は僅か35分。本当にスムーズでした。そのまま徒歩で竹橋駅まで戻り、混雑を避けて着席するために敢えて各駅停車で帰途につきました。
ちなみに、大規模接種会場の内部は、静止画・動画撮影は禁止です。なかなか経験できないだけに、撮影したくなってしまう気持ちもあるのですが、そこはルールを守りましょう。
2/17 副反応の記録
朝の時点で副反応の兆候はあまり感じられず、確かに右上腕部の接種部分を中心とした痛みはあったものの、腕が上がらないようなことはなく、体温も平熱にほぼほぼ近い状態だったので、通常通り在宅勤務を開始したのですが、何だか熱っぽいなと感じてきた12時過ぎの段階で37.5度まで上昇。このタイミングで解熱剤を投入することも考えたのですが、熱っぽさだけだったのでそのまま在宅勤務を続行してしまいました。これがちょっと良くなかったかもしれません。
そのうちだんだんと身体がしんどくなってきて、寒気を感じてきたので、14時過ぎに再度体温を測ったところ、38.1度まで上昇。これは流石にいかんと思い、解熱剤を投入してその時点で在宅勤務を中止し、休息することに。ちなみにこの時点でも右上腕部の痛みが強くなることはありませんでした。ただ、何故が肩から背中の上部にかけてがバリバリな状態。もちろん右腕を無意識のうちに庇っていたという事情もあったのかもしれませんが、発熱よりもそっちの方が辛かったかもしれません。
軽く眠った後、17時には解熱剤が効いたのか、37.3度まで下降。何とか夕食をとって眠りについたのですが、どうもうまく眠れずに23時過ぎに起き出して再度体温計測したら、38.7度まで上昇。寒気と背中の上部の違和感は続いています。ここで再度解熱剤を投入して再度睡眠。
2/18 副反応の記録
5時に目が覚めたのでまずは体温の測定から。37.0度。身体も少し軽くなり、右上腕部の痛みも悪化することがなかったので、一旦様子見をして、7時前に36.7度まで熱が下がっていることを確認してからこの日は出社。移動には念には念を入れてグリーン車を使用しました。
出社の必要な要件は午前中のみだったので、やはり帰路もグリーン車を使って移動し、帰宅してしばらくさまざまな細かい仕事を済ませ、18時になって体温を測ったところ、37.2度まで上がり、インフルエンザの時のような節々の痛みを感じたので、この日は夕食をとらずに就寝。
2/19 副反応の記録
日付が変わって1時に目が覚めたので、ここでも体温の測定。ようやく平熱にほぼ近い36.6度まで下がりました。右上腕部の痛みもほとんどなくなりました。そして落ち着いている状態で現在に至っています。おそらく、一連の副反応としてはほぼほぼ終息したのではないかと。
大規模接種会場の運営に驚いた
報道ではなくとなく見ていた大規模接種会場ですが、実際に体験してみて、設営や運営の機動力や動線設計のスムーズさと、対応してくださった皆さんがとにかく丁寧で親切だったのには本当に驚きました。災害派遣を中心として、自衛隊の皆さんの活躍がクローズアップされることは多いですが、こういった形でも普段の訓練の成果がしっかりと発揮されているものなんですね。本当に、自衛隊と、携わってくださっている医療関係者の皆さんのご尽力には感謝しかないです。
そういった方々のご尽力に応えるためにも、COVID-19が無事に終息してくれることを願って、引き続きCOVID-19の感染対策に自分ができる限りの範囲で気を付けていきたいと思います。