携帯電話回線をahamoへ切り替え


はじめに

総務省からの強い指導もあり、携帯電話キャリアの選択肢は大幅に広まりましたね。ちょっと前までは大手3社がひしめき合う構造でしたが、MVNO回線やら大手キャリアも格安のプランを提供するようになって、混戦状態が続く一方で、我々ユーザーにとっては自分の利用スタイルに応じて利用したいキャリアやサービスを自由に選択できる環境が少しずつ広がってきたと思います。

なぜキャリアの変更をしたのか

これまでは10年以上に渡ってとある大手の携帯キャリアを使用し続けてきたのですが、家族全体の利用料金だけでも、月によって若干の誤差はあるものの、家族3人で大体月あたり34,000円くらいかかっていました。これは固定費として考えると家計のうちの結構なボリュームを占めるのでかなり痛い。

もちろん適宜料金プランの見直しをかけてきたのですが、現在のようにリモートワーク化が進むと、データ通信量を案外使わないんですよね。自宅では基本的にWi-Fiがフル稼働しているからそっちに繋いでしまえばいいわけで、リアル出社時や休日にカフェで作業をするときにはテザリングでMacBook Airに繋ぎますが、それでも1か月に使用するデータ量は数GB程度。

しかも現在のキャリアにはいまだにテザリングするために手数料がかかるという。データ通信の中には当然移動中や移動先でのテザリングを使用する機会が少なくないと思うのですが、これにかかる年間のコストだけでも積み上げればそれなりなので、テザリングにかかる手数料もこの際削減してしまいたいなと。

あとは、もちろん家庭によって利用シーンはまちまちだと思うのですが、少なくとも自分に関しては、大容量プランを使用していてもコスト対効果が見合わないという実情がありました。

もちろん大手キャリアの場合には新型の端末を割賦によって購入できるという利点がありますが、これも色々とカラクリがあって、代理店側にはキャリアからちゃんとお金が流れていくような仕組みが整っているので、定期的に新しい端末に買い替えなければいけないという状況も出てきてしまいます。もちろん、この辺についてもそのうちに総務省の手が入るのではないかと思っているのですが。

そんなこんなで負荷をかけている携帯電話の固定費を削減するために、大手携帯電話キャリアが提供している格安のサービスから、通信エリアや安定性などを考慮した上で、自分の場合はahamoに乗り換えることにしたわけです。

契約申し込みはあっという間

今回はすでにiPhone12 miniを筆頭に複数のデバイスを所持しているということもあって、SIMだけの契約にしました。eSIMも考えたのですが、この場合はと使用できるデバイスが限られてしまうため、物理的なSIMのみを契約することに。申し込みの流れの画面から自分が持っているデバイスがahamoに対応しているかどうかをフローチャートに沿って確認してみるだけで概ねそのデバイスが対応しているかどうかの判断がつきます。この辺のUIはとても軽くて使いやすいですね。

今回はiPhone 12 miniと、何かの拍子で契約していたときにほぼほぼ無料で購入できたGalaxy A20で利用できるかどうか確認をしてみたのですが、どちらも対応。

もちろんキャリアメールなどは今時使用する頻度は完全と言っていいくらいないので選択肢からは当然外れます。Gmailアカウントひとつ持っていればいいだけなので。

そんなわけで申し込みの画面からサクサクと契約形態を選択していって、あっという間に契約手続き完了。MNPの場合にはもう少し煩雑な手続きが入りますが、その煩雑さを解消するのと、今回はテザリングでの使用が主目的だったので、新規電話番号を取得する形で契約を行いました。

SIMの配送から開通まで

SIMカードの到着までにかかった日数は概ね3日くらいでしょうか。eSIMを使用する場合はもっとリードタイムが短縮できるかもしれません。契約申し込み時に受付番号が発行されるので、受付番号でログインの画面から追うことで随時状況を確認することができます。

そうこうしているうちにSIMカード到着。開通の儀に入ります。が、この日は定期メンテナンス日で朝になるまで開通手続きが行えません。docomoの場合は、毎週火曜日から水曜日にかけての深夜帯がメンテナンス日に該当するので夜中に開通手続きをするためには注意が必要ですね。

そんなわけで、メンテナンスが終了する時間を待って、いよいよ開通の儀に入ります。SIMカードの発送が行われた時点で、実は受付番号でログインの画面から開通手続きをすることができるのですが、その時点で開通の手続きができてしまい、完了した時点から料金が発生するので、ここはグッと待ちました。

「開通の儀」なんて恭しく言ったところで、なんてこない、まずはデバイスにSIMカードを挿して、Webサイト上から開通手続きをしてあげるだけです。そこから実際に回線が使えるようになるまでの時間は概ね1分程度でした。これで晴れてahamo生活スタートです。

契約までの敷居がかなり低くなった

具体的にはこれから使っていくことで、実際にどれくらいのスピードやトラフィックで通信ができるのかを徐々に検証していこうと思うのですが、少なくとも自身でデバイスのSIMの抜き差しさえできるのであれば(eSIMの場合はその必要すらありませんが)、契約の手続きに関しては、UIの秀逸さもあってか、かなりスムーズでした。

面倒臭いとすれば、MNPで転出するときに、前のキャリアがいちいち引き留め工作に出ようとするところくらいでしょうか。諸々メリットが書かれているんですけれども、逆にキャリアがメリットと考えている部分が我々にとってはデメリットだったりすることもあるんですよね。もちろん囲い込み戦略とかあるんでしょうけれども、MNPの転出手続きに至る流れももう少し簡素化してほしいものです。

実際の使用感についてはすでにさまざまな方がさまざまな記事で書かれていると思うのですが、自分なりの使い方で、前のキャリアと比較してどのように変わったのかは後日追記していきたいと思います。

少なくとも固定費削減のための足がかりは掴めたということで、今のところは文句なしですね。

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