AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(AWS SAA-C03)に合格しての感想(C01からの再認定編)


これまで、AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル(AWS SAP-C01)AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナル(AWS DOP-C01)に合格してきたので、本来は再認定の日までにこの2つの試験を再受験すればいいのですが、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトのバージョンがC03まで上がっているということや、ここ最近サーバレスやコンテナのようなモダンアプリケーションを構築するお仕事に関わることが多くなってきたので、それらの経験で得た知識がどこまで付いているのかを効果測定するためにも、受けてみることにしました。

結果は777点で合格。上位資格に受かっていることを考えると、本当は800点以上のスコアを叩き出したかったのですが、出題範囲や分野が前回受けた内容と異なることを考えると、これはこれで納得のいくスコアなのかなぁと思います。

ついでに再認定扱いになったので2024年7月までだった再認定までの猶予期間も2026年2月まで延長させることができました。まずは一安心です。

どのようにして勉強したのか

今回この試験を受けるにあたって何をどのようにして勉強したのかというと、実はほとんど試験対策のような勉強の仕方はしてきませんでした。なぜかというと、前述の通り、前回の受験からの実務経験が本当に身についているかどうかの効果測定が目的だったからです。この試験を受けること自体が完全に手段化していました。なので試験ガイドの内容を確認した程度で、他に試験勉強をしたというのがなかったのです。これまでの経験と知識全てで勝負したという感じで。

強いて勉強らしいことをしたとすれば、「AWSで実現するモダンアプリケーション入門(落水恭介 吉田慶章著/技術評論社)」を3周くらい読みました。この本はAWSが提唱するモダンアプリケーションという考え方に沿って、既存のモノリシックなAWSの構成をいかにして改善させることができるかという考え方について、事例を交えながらわかりやすく書いてくれている良書だと思いますし、試験で出題される分野にかなり近いところを題材として採用しています。自分にとってはこれで十分だったかなと思っています。

ここでは具体的にどのような問題が出たのかについては、行動規範に抵触する可能性があるので言及はしません。ただ強いていうのであれば、だいぶ出題範囲が広くなっているのと同時に、モダンな方向にシフトしているなぁ、という感想は持ちました。

現時点で市販されているAWS SAA向けの試験参考書でC03のバージョンに対応しているのはごく僅かなので、初めてAWS SAAを受ける人にとっては結構大変かもしれませんが、座学だけではなく、実際にハンズオンをして試してみた方が理解は早いかもしれません。実務と紐づいてこその資格なので、手を動かしてみるほうが周り道に見えて実は近道なんじゃないかなと思います。

アソシエイト試験はその内容から、プロフェッショナル試験とは違った難しさがあるのですが、それは相変わらずでしたね。特に初めて挑戦する人は、十分に準備期間を設けてチャレンジしてみるほうがいいのかなと思います。

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