山形交響楽団が、飯森範親さんの指揮で久しぶりにブルックナーの交響曲第7番を演奏するというので、山形新幹線に飛び乗って山形まで聴きに行ってきました。
本当に素晴らしい演奏を聴くと、感想を書くために何か言葉を紡ぎ出そうとしても、それが全て野暮になってしまうのではないかというほど、素晴らしい演奏でした。
芳醇な弦の響きと重厚感のある管楽器の響きが一体になって、まるで山形テルサホール全体が、ひとつの大きなオルガンのようになったのではないかという感覚を覚えてしまったほどでした。
その質感と音の世界が、いつまでも耳の奥に残ってなかなか抜けることができません。
会心の演奏だったと思います。この忙しい日々の中で素晴らしい音楽を聴くことができることがどれだけ素晴らしいことなのかということを、今もって改めて痛感させられました。そして自分なりに継続して音楽に触れていきたいと思わせてくれる演奏会でした。
飯森範親さんと山形交響楽団の皆さんに感謝です。