昨年の夏にAWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルに合格してからかなり間が空いてしまったのですが、なんとか次の目標にしていたAWS認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト試験に774点で合格することができました。スコアとしてはもう少しとりたかったなというのが本当のところですが、これがいまの実力なので仕方がないでしょう。これでアソシエイトレベルの認定資格は全て取得することができました。AWS CLFを含めると5冠となります。
どんな風に勉強したのか
この記事を書いている2022/5/21時点では、参考書などは全く出版されていません。なのでどんな風に勉強を進めていけばいいのか最初は皆目見当がつきませんでした。しかも昨年の夏に試験のバージョンが上がってから難易度は確実に上がり、通常の選択式試験に加えてラボ試験が導入されたので、余計に困ってしまいました。
先に受験日を決めてしまう
この試験に限らずなのですが、まずは先に受験日を決めてしまいましょう。そこから逆算して勉強する計画を立てるのが一番いいです。というか受験日を決めておかないと、マイルストーンがぼやけてしまってついつい勉強をサボりがちになってしまうので、追い込みすぎない程度に追い込んでおくのが大事です。
自分の場合、結果的に半年コースになってしまったのですが、3ヶ月を一区切りとして勉強するように心がけていました。
出題範囲となるBlack Beltをとにかく読む
出題範囲は正直広いんですが、まずはBlack Beltと呼ばれる「サービス別資料 | AWSクラウドサービス活用資料集」から、運用に関連するサービスの資料を片っ端から読んでいき、サービスごとに要点を取りまとめていきました。要点を取りまとめるときにはDay OneというmacOS向けのジャーナルアプリケーションを活用しました。勉強を開始したのが転職の前で、InspectorやCloudTrailといったガバナンス系のサービスをなかなか使ってこなかったので、各サービスの特徴を理解してまとめるという流れは、頭の整理に結構役に立ったのではないかなと思います。
AWS SAPの参考書を読む
AWS SOAの試験範囲とは直接関係ないように思えますが、実は出題範囲の中にAWS SAPで問われる内容と結構被っているというのを、模擬試験を受けてみた中で強く感じたのと、ちょうど良いタイミングで「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」という、かなりまともな参考書が発売されたということもあり、この内容をざっと読みながら、やはり同じようにDay One上にまとめていきました。複雑な構成に関する問題もちょろちょろ出てくるので、結果としてですが、先にAWS SAPをとっておいてよかったなと感じています。
この本は試験対策以外にもAWS上でリソースを構成していくときの参考になるので、1冊持っておいても損ではないと思います。個人的にはおすすめ。
問題を解きながら間違えた箇所を復習していく
問題集に関しては、幸いにしてUdemyや通称”koiwa”と呼ばれているWEB問題集があるので、それを片っ端から解いていきながら、間違えた箇所に関するAWSの公式ドキュメントを読んで復習するという流れを2回繰り返しました。この時はすでに転職後でNotionが使えるようになっていたので、受けてはNotionにまず転記して、間違えた箇所を復習という流れを繰り返していきました。
ラボ試験対策
ラボ試験対策と言っても、もともと実務でAWSマネージメントコンソールは頻繁に触っていたので、特別なことはしていないです。ただ、座学だけでは絶対にラボ試験はクリアできないというのは確かです。というのは、この試験が単純に知識だけを求めているものではないので。そういう意味では、個人的にはラボ試験が導入されたのは正解だったんじゃないかなと思っています。
ラボ試験の内容そのものはそれほど特別なことを求めているわけではないので、AWSマネージメントコンソールに触ったことがない人は、クレジットカードを人質にしてでも個人用のAWSアカウントを取得して、出題されている範囲のコンソールがどのようになっているのかだけでも確認したほうが絶対にいいです。
次の目標
もうここまできたのだから、あとはAWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナル(AWS DOP-C01)に合格して、6冠を達成することのみです。AWS SAPを受験した時のように、ちょっと特別体制を敷いて受ける必要が出てくるのですが、そこはきちんと計画を立てて準備を進めていこうと考えています。