2020年3月にAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト (AWS SAA)に合格して以来、次はAWSのどの資格を取ろうかと迷っていました。
アーキテクト系のキャリアパスをそのまま極めていくのであれば、最終目標として誰もが目指すであろう「AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル (AWS SAP)」を当然取りに行くことになるのですが、ちょうど本業でCI/CDの考え方を使ったアプリケーション開発や、それに紐づくアーキテクチャの改善を始めようか、というフェーズだったのと、チームの中に資格保持者がいなかったということもあり、AWSを用いたアプリケーション開発の分野に対しても知見を深めておかなければ、と思い「AWS認定デベロッパー アソシエイト (AWS DVA)」を取得して裾野を広げておこうということで、半年かけて準備を進め、無事に合格することができました。
AWS DVAのバッジを無事取得!
やったこと:
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトについて は、AWS系の資格の登竜門としてメジャーな存在であることもあり、かなりの数の参考書が世の中には出回っていますが、AWS認定デベロッパー アソシエイト に関してはこれがほぼ皆無な状態で、どうやって勉強を進めて行けばいいのか最初はとても困ったというのが正直なところでした。何から手をつければいいんだろうかと。
いろいろ迷った挙句、試験ガイドを参考に、「AWSサービス別資料」の中から、出題範囲に含まれるBlackBeltのスライドを片っ端から読みました。これで、AWSを用いたアプリケーションを開発するにあたって、どんなソリューションをどのように使っていけばいいのかという概要までは理解できしました。
が、そこまでやったところで模試を解いてみたら、結果は散々な感じで。。。
より専門的な知識をしっかりと学ぶためにはどうすればいいものか。。。ということでやったのは、Udemyの「AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)」をとにかく解いて、不正解だった箇所をひたすら復習することでした。
これも最初はボロボロで、正答率が50%前後だったりして、正直心が折れそうに。。。しかも、ECS、ECR、S3、Lambda、API Gateway、Elastic Beanstalk、CloudFormation、Code4兄弟あたりをカバーしておけばいいのかと思いきや、何気にカバーしておかなければいけなかったのがKMS、IAM、Cognitoといったセキュリティや認証周りに関連する分野。SAAでもこのあたりに関連する出題は多く出ていましたが、DVAではさらに突っ込んだ内容の問題が繰り返し、繰り返し出てきます。それに加えてSAAで勉強したはずの分野もゴロゴロ出てくるという始末。
これらをAWSのドキュメントをひっくり返し、時には実際にAWSマネージメントコンソール上でサービスを実際に触ってみたりして、繰り返し繰り返し復習していきました。
そうこうしているうちに本業の方が急激に忙しくなってきて、勉強する時間すらままならなくなってきていて、一時は受験日を遅らせようかと思ったのですが、肝心の受験日を遅らせる手続きをするのをすっかり忘れていたという体たらく。
まぁ受験することも勉強のうちだから、ということで受けて、終了ボタンを押したら「おめでとうございます」メッセージが! 受かってしまった。。。
実際に受験してみての感想:
受験していて思った感覚としては、何を問われているのか全くわからん! ということはあまりなく、求められている要件に対しての最適解を考えた場合に、このパターンはないな、とか、5択のうちから正解2択を問われる問題でも、これをこうするんだったらこれしなきゃダメでしょ、っていう考え方で、できるだけ求められている設問の内容を、試験前に配布されるホワイトボードに、できるだけ簡易的な図に書き出してみたり、重要なキーワードを敢えて書き出していくことで、頭の整理をしながら進められたのが良かったのかもしれません。
とはいえまだ実感がない。。。なんというか、確固たる自信がないまま受験したことで、本当にこの資格を得ただけの実力があるんだろうかというそこはかとない不安が。
ただ、そこは実務の中でこそカバーできる範囲で、実務の中でさらに詳細に関する理解が深まっていくと思うので、名ばかりの資格にならないように、実務を積み重ねていくしかないですね。
これからも精進しなくては。