Synology DiskStaion DS120jでTime Machineバックアップを取ろうとして苦労した話(macOS Catalina編)

Macを使っていようがいなかろうが、パソコンを使い続けるのあたってとても悩ましいのがバックアップの問題。特にノートパソコンの場合はHDDのような稼働部品がかなり少なくなってきているので、持ち運んで使うための物理的なリスクはかなり減ってきていますが、それでも何かあったときに備えて定期的なバックアップはしておきたいものです。

私の場合、これまでは外付けのSSDドライブに約1週間ごとに手動でTime Machineバックアップを取得していたのですが、習慣化しているとはいえ、何せ外付けのドライブに接続をすること自体が面倒くさい。しかも現在使用しているMacBook Air(Retina, 13-inch, 2018)にはUSB-Cポートが2つしかないので、これに対応している外付けドライブは限られます。

まぁ結局のところ色々面倒になってきたなぁ、というわけで、NASでオンラインでバックアップをとってしまうのが楽なんじゃないの? ということで、友人に勧められた「Synology DiskStation DS120j」と「Western Digital HDD 3TB WD Red NAS RAID 3.5インチ 内蔵HDD WD30EFAX-EC」を購入し、NASの環境を構築した訳です。

Synology DiskStation DS120jのセットアップ自体は付属しているマニュアルに従って粛々とHDDを接続して、LANケーブルを自宅のWi-Fiルータに接続し、パワーオンした後にNAS側にディレクトリを新規作成するだけで難なく完了。ここまでおそらく30分かからなかったんじゃないかと思います。

バックアップそのものは始まったのだが、ここからが長かった。。。

しかしここからが長かった。。。ちなみに、この記事を書いている時点での私の環境を書いておきます。

クライアントの環境:

  • MacBook Air(Retina, 13-inch, 2018), 16GB Memory, 256GB SSD
  • macOS 10.15.6 (Build 19G2021)

苦労した話その1: 初回バックアップに恐ろしく時間がかかる

まぁ当たり前でしょっていう話なのですが、ネットワーク越しだから初回のバックアップ取得には恐ろしく時間がかかります。そのときMacBook Airの内蔵SSD使用量が約133GBだったので、一昼夜くらいはかかるかねぇ、と見込んでいたのですが、バックアップ取得し始めた際にTime Machine環境設定から残り時間を確認してみたら「残り約21時間」とか表示されてびっくり。そこで、最初にやるべき設定を忘れていたことに気が付きました。

まずひとつ、Time Machineのプロセスの順位を上げること。これは「TimeMachineの実行速度を改善 Mac」に書かれている内容通りで、ターミナルを開き、以下のコマンドを投入。

sudo sysctl debug.lowpri_throttle_enabled=0

これでTime Machineの実行プロセスの優先順位が変わります。ちなみに、手元で試してみた感覚では、Time Machineバックアップの実行が始まってからこの設定を行ってもあまり効果が出ず、バックアップ取得前に行っておいた方が良さそうです。ちなみに元に戻すときのコマンドは以下のとおり。

sudo sysctl debug.lowpri_throttle_enabled=1

次に、これは本当はあまりやりたくないのですが、セキュリティ対策ソフトウェアの実行を止めること。私は「カスペルスキー インターネットセキュリティ for Mac」を使用していますが、他のWebサイトで事例を確認している限り、バックアップ取得対象のストレージをいちいちスキャンしに行くという意味では、他のソフトウェアでもあまり違いがないかもしれません。セキュリティリスクを受容して、一旦”保護機能を無効化”にしてしまいました。

まぁこれでなんとか初回バックアップ取得自体はそれなりのパフォーマンスで始めることができたのですが、まだ何台は続きます。

苦労した話その2: NASとの接続が頻繁に切れる。

Synology DiskStation DS120jのDSMには、macOS向けの接続方式としてSMBとAFPの両方が用意されています。SMB1は既にサポートされていませんが、SMB2であれば大丈夫でしょ、ってことで、Finderの”移動” → “サーバへ接続…”で、SMBプロトコルで取得先のディレクトリを選択。これがどういうわけだか、バックアップ取得中に「サーバーへの接続で問題が発生しました」というメッセージが頻繁に表示されて、バックアップ取得の再実行をしてもなかなか始まらない。

これは後から知ったことなのですが、どうもこのメッセージが出力される原因としては、キーチェーンが破損しているケースがあるようです。もっとも、ここに書かれているFAQの画面が若干古いように見受けられるので、本当にこれで解決できるかどうかはまだ試していません。

じゃあお前は何をやったのかというと、AFP接続にすること。もちろん、AFP接続は将来のmacOSのアップデートの段階でサポートされなくなるのは聞いていたのですが、どうも現時点では接続の安定性が全然違うように見受けられます。実際に、AFP接続に変更してから「サーバーへの接続で問題が発生しました」というメッセージは再現されませんでした。

そんなこんなで試行錯誤するのに週末2日間をほとんど費やしてしまいました。なんじゃこりゃ。でもそのおかげで無事に初回バックアップの取得が完了し、その後の定期的な差分バックアップも、何故かバックアップを始めるとWi-Fiルータがインターネットに接続できなくなるという別問題が発生しつつも、取得自体はうまくいっている状況。

注意点としては、これまでの手順は割とワークアラウンド的な要素が強いので、macOS Big Surがリリースされた段階でもう少しちゃんとした解決方法を見出さなければいけない、というところですね。なので、上記はくれぐれも自己責任、かつワークアラウンドということでお願いします。

そもそも、Time Machine自体が、ローカルや外付けの媒体にバックアップを取る前提で設計されているんじゃないかという疑問が湧いてみたり。。。これらの問題がmacOS Big Surで綺麗に解決されていることを祈ります。

vlayusuke について

Violaを弾く。千葉県の東の端の方にある街のオーケストラで活動中。 好きな街は、Berlin、München、Wien、Barcelona、福岡、神戸、芦屋、金沢、横浜。
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