Backlog World 2019に参加してきました

お仕事のことはあまりここでは書かないようにしていたのですが、今年最初の大きな収穫として、記録に残しておくことにしました。

本業ではITシステムの構築にかかわるプロジェクトマネジメントやPMO業務を中心にこなしているのですが、こういったプロジェクト管理ってPMPのような国際資格はあるものの、実務として回していくときに、そんな資格で学んだ通りには進まないのだよ、というのが実情でありまして、その時のプロジェクトの状況に応じてどういう進め方をすればいいのか、日々試行錯誤を繰り返しているのであります。

そんなプロジェクト管理を支援するためのツール群は世の中にたくさん出回っているのですが、いろいろなプロジェクトで都度都合の良いツールを使っている中で、これはすごい! と思ったのが、ヌーラボがプロダクトの一つとして提供しているBacklogというプロジェクト管理ツール。プロジェクト管理に必要な、

  • 誰が現在タスクに対するボールを持っているのか?
  • そのタスクって今どんな状況になっている?
  • タスクに対してどういった議論が展開されている?

といった状況が手に取るように可視化することができ、ユーザーフレンドリーなUIとなっていることで、ITに関わったことのない人にとっても、知らずとしてプロジェクトの進行にみんなで関わることができるという点が素晴らしく、お仕事だけでなく、個人的に関わっているオーケストラ運営にも活用させていただいています。オーケストラ運営も、演奏会というゴールと、そこに至るまでのマイルストーンがあるという点ではひとつのプロジェクトとも言えますので。

Backlog World 2019
Backlog World 2019

そんなBacklogに何らかの形で関わっていたり、興味のある人たちが集まって行われたのがBacklog World 2019というカンファレンスイベント。イベント自体は2回目の開催で、私自身は初めての参加だったので、どういう進行になったり、どういう話が聞けるのか、ちょっとドキドキな気持ちで秋葉原UDXに向かったのでした。

基調講演から最終のLT大会まで、みっちりと様々なセッションを聞いてきたのですが、

結論 : みんなプロジェクト運営に悩んでいる中で、いろんなアイデア出しながら頑張ってる!

いや、それだけではないんですけれども、単純にBacklogを使いこなすための工夫を話し合うのではなく、あくまでBacklogはツールとして捉えている中で、どういう風にしてうまくプロジェクトを運営していくのがいいのかというベストプラクティスを、集合知の形で共有してもらえて、とにかく勉強になったのでした。

基調講演の「木材工場で起きた奇跡、とその後」では、

  • 小さな成功を積み重ねる
    • あれもこれもやりたいはやめる
    • 改善のプロセスを大事にする
    • ITに慣れてもらう
  • 真の課題へのアプローチ
    • なぜなぜ分析
  • 関係者全員でストーリーを共有
    • 徹底したコミュニケーションとヒアリング
  • リーダーシップがメンバーのモチベーションを上げる

プロジェクトマネジメントとは :

プロジェクトをファシリテートして関係者全員でプロジェクトを成功に導く

といったトピックスと結論にとても共感しただけではなく、自分の立ち位置や、現在取り組んでいるプロジェクトに対する姿勢が間違っているわけではないんだなということを、改めて認識することができて、何だか嬉しい気持ちに。

Backlog World 2019セッションの様子
Backlog World 2019セッションの様子

「Backlog嫌いのクライアントの巻き込みかた」では、Tipsとして、

  • なんでも書き込んでいい課題を作る
    • Backlogの使い方に慣れてもらう
    • この課題に出てきた個々の課題はディレクターが切り出していく
    • 慣れてくればクライアントが勝手に課題にしてくれる
  • 課題名を変更してコメント欄に差分を書く
  • 期限日を設定する。ただし親課題のみ。子課題には期限日を設定しない
  • 急ぎの場合はBacklogのURLをチャット(メール)で送る。結論はBacklogで管理

特に、なんでも書き込んでいい課題を作るについては、私が管理しているオーケストラ立ち上げのためのBacklogに、すぐに活用させてもらい、既にコメントの数が最大のチケットになっております。

一部のセッションの要点のみを書き出してみましたが、登壇された皆さんも含めて、同じように抱えている課題って、

  • タスクやタスクの進行状況についての可視化
  • プロジェクトメンバーをいかにしてうまく巻き込むか
  • どうやってみんなでプロジェクトの成功体験を共有するか

という視点で共通しているんだなということを再認識することができたのが本当に収穫でした。

こういった課題に対する明確な解は、正直「ない」というのが、多分正解なんじゃないかと思います。けれども、明確な解がないからこそ、そのプロジェクトなりの解を見つけ出そうとあれこれ工夫していくわけで、上段にも書いた通り、それをオフラインの集合知という形で共有できる機会があるのはとてもいいなと思いました。

そして、皆さんから溢れるBacklog愛の何ともすごいこと! 好きなプロダクトだからこそ、それを使い倒しながら仕事を進めていきたいという思い出あふれていて、何だか多幸感をもらうことができたような気分。

こういった形で定期的に集まることができる機会があるのって、本当にいいですね。次回も是非参加して、もしも共有できることがあれば、私からも何かしら小さなことでも、発信できればいいなと思います。

主催してくださったJBUG(Japan Backlog User Group)の皆様にも感謝しています。ありがとうございました!

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シティホールプラザ アオーレ長岡

10/6〜10/8と、義理の母親の実家のある新潟県小千谷市に遊びに行っていました。中日の10/7に自由行動ができる時間があったので、隣町でありながらもなかなか訪問する機会のなかった、隈研吾さん設計の「シティホールプラザ アオーレ長岡」を少しだけ見学に行ってきました。

アオーレ長岡のナカドマから見た空間構成

アオーレ長岡のナカドマから見た空間構成

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの隈研吾さん、初期の作品にはあまり興味が持てなかったのですが、近年になってからの、ソリッドなボリュームに自然の素材を組み合わせた空間構成が結構お気に入りになってきていて、顕著な例としては「Starbucks Coffee 太宰府表参道店」のような、コンクリート打ちっ放しのボックスに対して木組みの伝統的な造形を大胆に取り入れたところなど、異なる素材の不思議な融合が面白いなという風に感じていて、最近は特に興味を持って接していました。

アオーレ長岡のアトリウム空間

アオーレ長岡のアトリウム空間

今回は「ナカドマ」と呼ばれるアトリウム空間を中心に軽く見学させてもらっただけなのですが、中越地方特有の、豪雪を避けるための大屋根空間が意外にも軽やかな感じで、その中に複雑に構成された、スクウェアなボックスの重なり合いと、視聴者の建物や市議会が行われる議事堂と、カフェ空間や観光案内のための情報施設などが連続するように連なっている構成の組み合わせがとても気持ちよく感じられました。

さらに、これらの空間がランダムに重なっていることにより、ボックスとボックスの間に「場」ができ、そこで市民の方が思い思いにくつろいでいたり、Instagram用と思われる写真撮影をする若い人がいたりと、純粋な市庁舎としての使われ方だけではなく、市民のための場として有効に利用されているところがいいなと感じました。

アオーレ長岡から長岡駅方面エントランスを眺める

アオーレ長岡から長岡駅方面エントランスを眺める

休日だったせいもあってか、地方都市特有の中心部の空洞化が垣間見られる中でも、ここは比較的人通りもあり、カフェでお茶を楽しむ人々の姿も多く見られました。

市街中心部における空洞化は、どの地方都市でも抱える問題点だと思います。それを克服するために様々な取り組みが行われている中で、「ハコ」の存在だけではなかなか良い方向に持っていくことが難しいこともまた事実ではあるのですが、単純に斬新さを求めるだけではなく、使われ方や空間の構成を工夫することで、魅力的な場所がそこに生まれて人を呼ぶ効果を生み、その流れが周辺部に波及していく可能性のある、コアとなる空間になるのではないかなと感じました。

「アオーレ長岡」の今後が、どのように使われ、市民に愛されていくのかを楽しみに感じました。隈さんいい仕事してますね〜。

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AHEAD! Release Tour “Me, Myself and I”@福岡Kieth Flack

さて、こういう時に貯まったANAのマイルを使わずしていつ使う? ということで、脇田もなりさんのライブを聴きに福岡まで飛びました。

2nd Albumの”AHEAD!”は前回の”I am ONLY”を上回る本当に良いアルバムで、リリース以降、朝の通勤時には必ずアルバム1枚を聴き通すくらいのペースで聴き込んでいるんですが、彼女のマジカルな歌声が総天然色のようにジャンルを横断して楽しめるという名盤だと思っています。

そして彼女の歌声の成長の過程が半端ない。うかうかしていると僕らがおいていかれるんじゃないかと思うくらい。

そんなAHEAD!のRelease Tourの中で、トリの9/14(金)の渋谷WWWXは絶対に行くとして、残りの大阪、京都、名古屋、福岡のうちのどこに行こうか、日程も限られているので色々考えた結果、福岡を選択しました。

なんで福岡かというと、個人的な体験に基づくものなんですが、以前Perfumeがアルバム”GAME”をリリースした時のツアーで、やはり福岡に行ったのですが、西脇綾香さんのMCの、

福岡は音楽にシビアな人が多いんですよね。

という内容が耳に残っていたからだったのでした。つまり、福岡で成功すればラストの渋谷もきっと成功するんではないか、だったら福岡に行って応援しなきゃ! という思いがひとつ。もうひとつは、ツアーの中で唯一のDJセットだったということ。もちろんUp and Comingのバンドセットも大好きなのですが、DJセットにはDJセットなりの「繋ぎの面白さ」があると思っているので、うーん、やっぱり福岡行こう、となったのでした。

で、肝心のライブについて。

DJ Nachuさんが最初に背後から登場して、続けてもなりさんも登場して、とういう入りで来るのかな? と思っていたら、いきなりNachuさんが、オーケストラが演奏を始める前のチューニングの音源を、どこから持ってきたのか流すじゃないですか! オーケストラクラスタ的には高まりましたよ! そこから先のことは、ごめんなさい。楽しすぎてあまりよく覚えていない。。。

アンコールでの脇田もなりさん

アンコールでの脇田もなりさん

もなりさんの歌声、最初はシャウト感が若干弱いかなぁと思ったのですが、中盤の”祈りの言葉”あたりから絶好調になってきていたような気がします。彼女の魅力は、ポップな曲であっても、メロウな曲であっても、しっかりと歌い上げることにあると思っているので、あそこで少し座ったことで、空気感が結構変わってきたのかな? そんな印象を受けました。

しかしここぞという時の声の伸びは、高音でも低音でも、ちょっと気を抜いているうちにどんどん良くなっているなぁ〜。声質にも良い意味で、グループ時代とは違う味が出てきたような気がします。

そしてDJ Nachuさんの繋げ方がまた上手いというか、おお、そう来るか! 的なところが多くて、自宅でDJの真似事をしている分際としては大変勉強になりました。なんか、彼女の持ち曲の魅力を増大させる効果があるんですよね。もなりさんとのお付き合いはもう2年になるってことでしたが、もうツーカーですね。

オーディエンスの反応も少し伺っていたのですが、遠征勢の熱気はもちろんのこと、曲が進んで行くとともに福岡の人たちの反応もどんどん暖まってきて、みんな思い思いに楽しんでいた雰囲気でした。そして女性の比率が意外と高かった? 福岡は東京と違ったオシャレさがある街ですもんね。もなりさんの楽曲の構成に感度が合う方が、福岡でももっと増えてくれると嬉しいです。

本当に楽しかったです。きっと、渋谷WWWXもうまく行くと思う。そう確信しているし、成功してほしいと思います。

AHEAD!

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“Me, Myself and I” x “Up and Coming” ~TAKE IT LUCKY!!!! Release Party@新宿MARZ

ゴールデンウィークの最終日、普段ならば翌週明けからの仕事に備えてゆっくり。。。となるところですが、今年は違いました。

ぐんぐん成長を続ける脇田もなりさんが新曲、”TAKE IT LUCKY!!!!”をリリースしたのが4/25。そのリリースパーティー、心待ちにしていました。しかも今回は、今までにない試みとして、2部構成で第1部がDJ NachuさんによるDJセット、第2部がお馴染みのバンドセット。

もなりさんの声が果たして持つのか、それよりも自分の体力が持つのかどうかという一抹の不安がありましたが、そんな不安はDJセットの1曲目”IN THE CITY”から吹き飛んでしまいました。

とにかく歌声のパワフルさが半端ない! そしてウィスパーボイスと圧のあるシャウトの緩急の差がこれまでにも増してパワーアップしていて、聴いていて自然と身体が動いてしまう感じ。踊らせてくれる曲はとことん踊らせてくれる一方で、”祈りの言葉”や”夜明けのVIEW”では歌をしっかりと聴かせてくれるので、聴く身としての緩急もつけやすいんですよね。

そして嬉しかったのは、もなりさん自身が本当に楽しそうに一つ一つの曲を歌ってくれていたこと。アーティストさんが曲を披露することの嬉しさを全身で表現してくれているかのようでした。それを聴いている身としては、多幸感溢れるというか、幸せ以外の何物でもなかったです。

そして素晴らしい発表が最後に! 7/25の2nd Albumのリリースと、リリースを記念したワ

2nd Albumとライブの告知をする脇田もなりさん

2nd Albumとライブの告知をする脇田もなりさん

ンマンライブが9/14に行われると! 1st Albumの”I am ONLY”のリリース以降発表されてきたシングル曲がどれも良曲で、今回のライブで披露された”愛のデカダンス”や”またどこかで”もこれから完成度がぐんぐん上がってくることが期待できるだけに、2nd Albumもきっと期待できる内容になるんじゃないかと思います。

彼女のライブの楽しさは、現場の一体感にもあると思います。もなりさんのコールに合わせて盛り上がるところはしっかりスパークして、一方で聴かせる曲になるとしっかりとみんなで聴くという雰囲気がちゃんと出来上がっていて、そこがまた楽しかったり。みんなそれぞれのスタイルで楽しみつつも、ガツンと盛り上がるところが本当に楽しかったりします。これもまた多幸感を感じさせてくれる理由の一つなのかもしれません。

今はとにかく、もなりさんの成長っぷりを追うのが楽しくて楽しくて仕方がないです。そして彼女はそれだけのポテンシャルをどんどん発揮してくれるんじゃないかと思います。

ライブ上がりで帰宅してからも、彼女のほんわか握手のように、ほんわかした多幸感に包まれていたのでした。本当に素敵なライブでした。

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Me ,Myself and I ~ 脇田もなりのVALENTINE LIVE@VIVID SOUND STUDIO

今年のライブ初めも脇田もなりさんになりました。VIVID SOUND STUDIOでのライブは、キャパが少ない分リラックスして聴く事ができるので好きなんですよね。

そして楽しみなのは「脇田もなりのハイボールアワー」。お酒が大好きな彼女が自身でハ

脇田もなりさんお手製の角ハイボール

脇田もなりさんお手製の角ハイボール

イボールを作ってファンに振る舞ってくれるというちょっとしたイベントなんですが、初めての経験でした。彼女の作ってくれた角ハイボールはお酒の弱い僕でもなぜか美味しくて、飲み会でも1杯飲む程度なのに、ついつい2杯飲んでしまったという。あ、もちろん薄めでお願いしたのですが。

本編のライブは「ディッピン」でスタート。ライブやイベントで聴くたびに、彼女の声量や声の質がどんどん変化していることに驚きを隠せません。彼女の身体のどこからこんなに豊かな声量が出るんだろうと考えてしまいます。マイクなしでシャウトとかできてしまうんじゃないでしょうか。声の質としては彼女の好きなYUKIさんやBonnie Pinkさんを意識しているんじゃないかと思うのですが、個人的には元PSY・Sのチャカさんに通じるものがあるんじゃないかと考えています。

2回目の「脇田もなりのハイボールアワー」を挟んで後半はギターを持って登場。彼女がギターを練習している姿はInstagramで見ていたので、いつか披露してくれる機会に恵まれるのではないかと思っていましたが、念願がかないました。

前述の通り、歌が武器で持ち味なのはもちろんなのですが、楽器を手にすることで、でき

ることの幅って、アマチュアで楽器を手にしている立場から見ると、世界がぐんと広がる気がするのです。他のアーティストさんのカヴァーができるのはもちろん、コード進行を覚えていけば作詞だけでなく作曲にも挑戦することができます。すでに彼女の歌う楽曲には様々なジャンルのエッセンスが含まれているので、それをバックグラウンドにして面白い曲を作り出すことだっていつかはできるでしょう。まだギターは習い始めってことですが、これからがとても楽しみです。

最後は「祈りの言葉」と「夜明けのVIEW」でしっかりと歌声を聴かせてくれて本編終了。会場の雰囲気も暖かなことも相まって、じっくりと楽しむことのできるライブになりました。

様々なチャンスをひとつずつものにして、歌い手として、アーティストとしてぐんぐん成長していく脇田もなりさんの姿を見ることができるのは本当に幸せですね。もっともっと上手くなって欲しいなぁ。

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日本住宅公団 西長堀団地

建築学科卒でありながらも、住宅団地や整備された計画都市の秩序のある姿はとても好きで、多摩ニュータウンや東急多摩田園都市の街並みは、散策を兼ねてよく歩き回っていましたし、結婚後の一時期は、海辺に近い住宅団地に居住していたこともありました。

学生の頃はポストモダン全盛期だったので、モダニズムやそれに紐づく都市計画に対して、周囲の意見は比較的冷暖だったのですが、もともと好きだったのだから仕方がありません。

そんな、現在のUR都市機構が手がけてきた住宅団地の中で、「西長堀団地」という建築物の存在を知ったのはつい最近、よりによってURの関西支社が手がけたEspeciaに関する記事だったのですが、よくよく調べてみると戦後の住宅都市開発の中でもとても重要な役割を担っており、しかもそれがきちんとリノベーションされて存在していることに興味を感じ、サクッと飛行機に乗って観に行ってきたのでした。

  • 7/8(Sat) NH032 HND 12:00 → ITM 13:05
  • 7/9(Sun) NH040 ITM 15:00 → HND 16:15

天満橋のホテルで荷物を預けて谷町線に乗り、谷町六丁目で長堀鶴見緑地線に乗り換えて西長堀へ。長堀通の「鰹座橋」交差点を渡ると、その巨大な住宅は存在感を持って目の前に鎮座していました。

ここからは写真でどうぞ。

西長堀団地 新なにわ筋に面した東側ファサード

西長堀団地 新なにわ筋に面した東側ファサード

西長堀団地 開口部が特徴的な北側ファサード

西長堀団地 開口部が特徴的な北側ファサード

誇らしげな「日本住宅公団」の文字

誇らしげな「日本住宅公団」の文字

西長堀団地 エントランス部のモダンな壁画

西長堀団地 エントランス部のモダンな壁画

西長堀団地 住居部1階廊下。ブロックが効果的なスリットになっている

西長堀団地 住居部1階廊下。ブロックが効果的なスリットになっている

西長堀団地 住居部外観を東側から

西長堀団地 住居部外観を東側から

西長堀団地 住居部外観を南側から

西長堀団地 住居部外観を南側から

西長堀団地 住居部外観を中庭西側から

西長堀団地 住居部外観を中庭西側から

西長堀団地 西側ファサード

西長堀団地 西側ファサード

外見的にはとても無機質な印象を受けるのですが、1958年の竣工にもかかわらず、モダンあ要素を大きく取り入れた都市型住居としては、とても先進的な造形だったように考えられます。

それが耐震補強工事とリノベーションを行うことによって、新しい風を吹き込まれ、「古くて新しいステキな住まい」として存在感を放っているところが素晴らしいです。

エントランス部には中庭に面してウッドデッキなども設えられており、都市の中でいかに住まうのかという新しい提案をしているように見受けられます。

リノベーションは現在最終段階に入っており、秋には竣工となるとのこと。老朽化した郊外の住宅団地が次々と建て替えられていく中で、その建築物が持つ「良さ」を引き出すためにあえてリノベーションという方針をとったのは、純粋にこの建築物が有名であるから、ということだけではなく、潜在的な魅力を持っているからなのだと思います。

見学にあたって、特に咎められるようなことはなかったのですが、ほぼ満室の良物件なだけに居住中の方が非常に多いので、節度を持った見学をお願いします。101号室が販売センターになっているので、一声かけてから見学させてもらうと良いと思います。

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春の音楽茶話会@MFYサロン

私にはViolaの師匠が、事実上3人います。大学オケではViolinパートのトレーナーとしてご指導いただいた傍ら、個人レッスンではViolaの稽古をつけてくださっていた、日本フィルハーモニー交響楽団のViola奏者であった新井豊治先生。日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団で活躍されてきた畏れ多い存在でありながら、大学オケ時代にはベートヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125を演奏することになった際に、個人レッスンを引き受けてくださったり、様々な形で強い後押しをしてくさだった、故・滝沢達也先生。東京都交響楽団で活躍され、大学オケではViolaパートのトレーナーとしてご指導いただき、プライベートでも交流をさせていただいているI先生。

一介の下手の横好きなViola弾きにはとてもじゃないけど勿体なさすぎる方々に支えられて、今でもなんやかんやとViolaを引き続けています。

3師匠のうち、新井豊治先生は「音楽茶話会」と題したアンサンブルコンサートを四半期に1回、根津美術館の側にあるMFYサロンで開催しており、何度か聴かせていただいているのですが、今回はJ.S.Bachのゴールドベルク変奏曲を全曲演奏されるということで、これは聴きにいかないわけにはいかないぞ、ということで、聴きにいってきました。

J.S.Bachの膨大な楽曲の中で、変奏曲と呼ばれているものは非常に限られている、という程度の知識は持っていますが、ゴールドベルク変奏曲も、そういえばそういう名称がついているんだな、と思い出した程度で、その背景となっている部分については全く知りませんでした。

音楽茶話会での演奏風景

音楽茶話会での演奏風景

音楽茶話会は、楽曲が作られた背景や曲の構造を新井先生が解説してくださり、その後に演奏をするというスタイルです。その中で、ゴールドベルク変奏曲がどのような背景で作られ、どのような構成になっているのかを説明してくださるのですが、この変奏曲の構成の緻密さ、フーガの形式が31曲の中でどのように変化していくのか、逆行フーガの意味、初めて耳にすることが多くて勉強になるばかり。J.S.Bachの楽曲の中に幾何学的だったり、数学的な要素が多分に含まれているなという印象は、彼のオルガン曲を中心に聴きこんでいく中でそのような印象を強く持っていたのですが、今回の解説を通じて、構成の緻密さがよくわかりました。

そしていざ演奏に入るわけです。今回は、現在日本フィルハーモニー交響楽団で活躍されている、Violinの九鬼明子先生、Violoncelloの伊堂寺聡先生、そして新井先生のトリオでの演奏です。変奏される通奏低音のヴァリエーションの上で、曲ごとに全く異なる主題が演奏されるという展開の豊かさに加えて、通常であれば不協和音に該当する主題の重なりが何故か調和して聴こえるという不思議さ。もちろん、分析すれば調和する理由は分かるのでしょうが、とにかく耳に心地よいわけです。3曲ごとに出現するフーガの存在が、聴くものを飽きさせません。全曲演奏すると1時間に渡るので、時間としては一般的な交響曲よりも長いのですが、様々な曲のヴァリエーションを楽しんでいるうちに、1時間があっという間に経過してしまいました。やっぱりJ.S.Bachってすごい。

新井先生のViolaの音色だけでなく、腕の動かし方や姿勢についてもじっくりと見させていただきました。最近自分が楽器を弾くときの姿勢のおかしさがどうも気になっていて、それをなんとか直したくて腕の動きについては修正をかけているところなので、構え方、Up Bowになるときの腕の動きなど、特に注意して拝見しました。そして思ったのは、うーん、ViolaってG線とC線がしっかり響いて初めてViolaらしい響きが出るんだなということ。実際楽器を鳴らすのって大変なわけですけれども、この下の2線をしっかり慣らしていくことができるように精進しなくては、と思ったのでした。

大学オケの先輩や後輩とも顔をあわせることができる貴重な機会でもあったりして、新井先生と僕らとを繋ぐ大切な糸の存在でもあり、また普段はなかなか聴くことのできない弦楽アンサンブルをじっくり堪能できる機会でもあるので、これからも都合のつく限り、聴きにいこうと思います。

 

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VIVD SOUND LIVE / HOSHINO MICHIRU & WAKITA MONARI@LOUNGE NEO

年度替わりのドタバタ仕事を乗り切るために何を楽しみに頑張ってきたかって、このライブを聴きに行くことを人参として鼻先にぶら下げていたようなものです。

星野みちるさんと脇田もなりさん。師匠ともったん。

星野みちるさんのことはかねがね噂には聞いていたのですが、今回が初見でした。プロフィールもぼんやりとしか知らず、というか、過去の経歴云々よりも「いま」の姿が見てみたかったし歌も聴きたかったので。

感想として何よりも最初に思ったのは、

なんだか美味しいお水をたくさん飲ませてもらったみたい。

ということ。

2マンライブなので、星野みちるさんパートと脇田もなりさんパートに分かれるのかなと思っていたのですが、脇田もなりさんが3曲歌い、間髪入れずに星野みちるさんにスイッチして3曲、再び脇田もなりさんにバトンタッチという形で約2時間ほぼノンストップ。ふたりが入れ替わるたびに世界観が変化して、それでいて歌を大切にしている姿が共通しているのがとても感じられて、多幸感溢れるというか。会場の雰囲気も、適度に盛り上がりつつもみんながみんなそれぞれに二人の歌声を楽しんでいる感じで、暖かみがありました。

前述の通り、星野みちるさんは初めてだったのですが、歌の柔らかさがとても印象に残りました。そして、表現の仕方がいいなぁと思いました。オリジナル曲もカヴァー曲も、自身が持っている世界をとても大事にしていて、それを丁寧に丁寧ににじみ出してくれるような感じ。ふんわりとしているようで、どこかにしっかりとした芯があるようで。新しい宝箱を見つけたような気持ちです。どの曲が強く印象に残ったかというのは、ごめんなさい。この記事を書いている時点ではアルバムが目下配送中なので書けないのですが、この人の曲はきちんとアルバムを購入して聴いてみたいと強く思ったのは確かです。ちゃんとアルバム聴きます。

脇田もなりさんをソロで聴くのは、インストアを含めるとこれが4回目になります。オープニングの”Cloudless Night”でがっつり掴んでくれるところがすごい。この曲はインドネシアのバンドIkkubaruの手によるもので、もなりさんのヴォーカルをフィーチャーしたものなのですが、しっかりと自分のものにしているところと、聴くたびに進化している彼女の声との結びつき具合がすごい。初めて聴いた4曲の中にはアシッドジャズやグランドビート寄りのテイストが含まれているものもあり、Talkin’ Loudレーベルの面々やThe Brand New Heaviesを必死に追いかけていた世代にとっては直球を投げ込まれたような感じ。また歌声の振れ幅が広がったようで、でもその声は彼女のもの以外のなにものでもないというぶれない軸があって、すごいなぁ、と思うばかり。

ちょっと前(といっても20年くらい前ですが)にガールポップシーンというものがあったような気がするのですが、ひょっとしてこのふたりが新しいガールポップのかたちを作ってくるのでは? などという勝手な想像をしてしまったり。書き過ぎかもしれませんが、それだけグッときて歌声を心底、本当にシャワーを浴びるかのように楽しむことができたライブだったのでした。

この師匠ともったんの2マンライブ、定期的にやってもらえると、世界の広がりが楽しめてとても良い形に進化していくんじゃないかと思いました。

本当に楽しかった!

脇田もなりさんのセットリスト :

  • Cloudless Night
  • 赤いスカート
  • あのね、、、
  • Irony
  • LED
  • est est est (初披露)
  • I’m with you
  • Boy friend (Extended mix)
  • IN THE CITY (アンコール w/ 星野みちる)
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macOS Sierra 10.12.4 + GyazMail 1.15.17でメールを返信する際の不具合について

2017/3/28にmacOS Sierra 10.12.4がリリースされましたが、その直後からGyazMail 1.15.17で、受信した特定のメールの返信メールを作成する際に、不具合が出ています。開発者の方から許可をいただきましたので、現在わかっている現象を記述します。

現象

受信したメールのContent-Typeが“multipartであり、以下の条件に該当する場合に、[環境設定…] > [作成] > [返信]タブの[返信時に元のメッセージの本文を引用する]チェックボックスをOnにしていても、作成した返信メールに引用が反映されない。

現在判明している条件

  • 返信しようとしているメールのContent-Typeが“multipart/alternative” “multipart/mixed”“multipart/related”のいずれかであること。
  • 返信しようとしているメールがGoogleのMTAを経由していること。
  • 返信しようとしているメールがGmailのWeb UIかスマートフォン向けのMUAで作成されたもの。
  • 返信しようとしているメールがApple Mail、iPad Mail、SparkなどのMUAで作成されたものであっても、Text partのcharsetによって再現性が変わる。(Text partのcharsetが“utf-8”であれば再現しない?)

回避方法

  1. 該当するメールのメールビューワを開いた後、[表示] > [HTMLの内容を隠す]を選択してから[返信]ボタンをクリックするか、[Command] + (Shift) + Rキーで返信メールを作成する。
  2. [環境設定…] > [キー割り当て] > [その他のキー]プルダウンリストを選択して、”HTMLの表示/アイコン表示の切替”に対してキーコマンドを割り当てる。

原因

詳細は判明していませんが、macOS Sierra 10.12.4と同時にUpdateしたWebKit(HTMLな

GyazMailのキー割り当て設定

GyazMailのキー割り当て設定

どを解釈して画面の表示をつかさどる、Appleが中心となって開発しているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン)に、何らかのおかしな修正が加えられた可能性が高いようです。(一部のWebサイトでも、macOS Sierra 10.12.4にUpdateした後に表示がおかしくなっているものが見受けられました)

macOSのコアに近い部分が更新されたために生じた互換性の問題による、かなり重い問題であるため、修正までにはかなりの時間を要するようです。また私が切り分けた限りでも、MUA、使用しているテキストエンコードの形式、メールのContent-Typeの組み合わせは様々なので、調べきれないのが現状です。

開発者の方から、同様の問題に遭遇した際に、以下のメールアドレス宛に情報を送って欲しいとの連絡を頂いています。

mailto:gyazmail@gyazsquare.com

情報を送る際には、以下のPointを押さえることを忘れずに。

  • 使用しているOSのバージョン(OS X Yosemite, El Capitan向けにもSafari 10.1がリリースされているため、macOS Sierra 10.12.4以外のバージョンでも同様の問題が発生すると考えられます)
  • 問題が発生した受信メールのContent-Typeヘッダ情報([表示] > [全ヘッダ表示]で確認できます)
  • どのサーバを経由して送られてきているかの情報([表示] > [全ヘッダ表示]から、Receivedヘッダの情報を確認してみてください)
  • GoogleのMTAを経由しているかの情報([表示] > [全ヘッダ表示]で表示させたヘッダ情報の中に、X-Gm-Message-Stateヘッダが存在していれば、確実にGoogleのMTAを経由しています)
  • 受信メールがどのようなMUAを使用して作成されているかの情報([表示] > [全ヘッダ表示]から、X-Mailerヘッダ、またはUser-Agentヘッダの情報を確認してみてください。ただし、一部のMUAではこのヘッダを出力しない場合があります。Sparkを使用している場合はX-Readdle-IDヘッダが存在するはずです)

検索エンジンからこの記事にたどり着いた方々が、GyazMailが好きで使い続けていることを祈りつつ。

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脇田もなり生誕祭@Vivid Sound Studio

さて、何から書き始めればいいのやら。とにかく書いていきましょう。

まず、改めて脇田もなりさんを知ったきっかけから。

2014/2/23の代官山LOOPでのライブに、ほとんど事前の情報を仕入れていない状態で聴きにいき、ライブの後、同行した人から「誰が気になりました?」と問われて、「白いセーターのボブの子が気になりました」という風に答えたことははっきりと覚えています。つまりその時点で彼女の名前すら知らなかった、そこがまぎれもなく自分にとってのスタートラインになります。

あの世界って、古参と新参という経験値の違いがあるので、古参の人のことを思うと、感じた印象をなかなか書きものには出しにくいなぁという気持ちは正直ありました。だってそれまで彼女達をファンという立場で支えてきてくれたわけですから。そこは敬意を払いつつ、書いていこうと思います。

脇田もなりさん

生誕祭ライブで歌う脇田もなりさんの、ふとした表情

僕は曲がりなりにも、下手くそながらもViolaという楽器を通じて音楽を続けてきているので、「歌が好き」とか「音楽が楽しい」っていうことを口に出すことって、結構勇気がいることだったりすると思っています。演奏とかライブとかって、ある意味結果というか作品みたいなもので、その裏にはもちろん到るまでの道のりがあるわけで。そんなこと言われなくても分かっているよってツッコミを大量に喰らうくらいに当然のことなのですが、その道のりのことを考えると、音楽を歌ったり演奏したりすることを「好き」とか「楽しい」ということって、すごく純粋な表現だけれどもすごく重くて、なかなか言うことが難しい。

なので、「好き」「楽しい」と言う意味の表現を、素直に歌や言葉で表したことに対して、すごいなと思いました。

「生誕祭」と名付けられたイベントに行くことが初めてだったので、どういう展開になるのかなと思っていたのですが、既に発売・公開されている楽曲から、ソロデビュー後の活動の足跡を、久保田泰平さんと振り返りながらの対談を挟んで、アコースティックな形式でのカヴァーを4曲披露し、2017/2/15に発売される”赤いスカート”と、ライヴ中心の形式。お祭りというよりも、22歳になった彼女の今の姿をしっかり観せてくれる充実した内容でした。

僕のようなクラシック界隈の人(アマチュアですけれども)にとって、楽曲を演奏することって、言わば作曲家による作品のカヴァーを続けているようなものと言えると思います。譜面に書かれている作曲家の指示、例えばAdagioとかAndante con motoとかの原則を守りつつ、指揮者や演奏者の解釈によって自由度を生み出しているわけです。自分の曲を自分の解釈の中で自由に演奏できることって、多くはないわけです。

クラシック以外のジャンルには、自分の持ち曲を自由に表現できるのはもちろん、他のアーティストの作品を自由にカヴァーすることができるという強みがあります。脇田もなりさんはアコースティック・ライヴの冒頭で

私は17歳で歌い始めて、楽曲にはずっと恵まれてきたんですけれども、歌唱で勝負したことは一度もありませんでした。

という前置きをしました。そこから始まった4曲のカヴァーは、思わずじっと聴きいらずにはいられないものでした。勝負しているなと。今の脇田もなり像をしっかり観させていただきました。自由で、伸びやかで、芯があって、言葉にならない何かを訴えかけてくれるようなものがあって。

あ、完全に解き放たれたんだな。と思いました。「脇田もなり」の世界を自由に表現してくれているなと。

きっと、本当に「楽しくて」「歌うことが好き」なんだな。

そんな、この先どこまで伸びていくかわからない現在進行形の姿を、2時間半という時間の流れの中で体感できたことがすごく嬉しかったです。

新しい地平線に立って、彼女の良さを見出してくれる環境と出会って、良いスタートを切って、そこから自分の歌いたい歌の世界をどんどん開拓していってほしいし、きっと今の彼女のモチベーションは、本当にどんどん開拓していっちゃうのかもしれない。頑張ってついていかないと取り残されそうなくらい。

いや、なんだろう、嬉しい。本当に嬉しい。

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