Backlog World 2019に参加してきました

お仕事のことはあまりここでは書かないようにしていたのですが、今年最初の大きな収穫として、記録に残しておくことにしました。

本業ではITシステムの構築にかかわるプロジェクトマネジメントやPMO業務を中心にこなしているのですが、こういったプロジェクト管理ってPMPのような国際資格はあるものの、実務として回していくときに、そんな資格で学んだ通りには進まないのだよ、というのが実情でありまして、その時のプロジェクトの状況に応じてどういう進め方をすればいいのか、日々試行錯誤を繰り返しているのであります。

そんなプロジェクト管理を支援するためのツール群は世の中にたくさん出回っているのですが、いろいろなプロジェクトで都度都合の良いツールを使っている中で、これはすごい! と思ったのが、ヌーラボがプロダクトの一つとして提供しているBacklogというプロジェクト管理ツール。プロジェクト管理に必要な、

  • 誰が現在タスクに対するボールを持っているのか?
  • そのタスクって今どんな状況になっている?
  • タスクに対してどういった議論が展開されている?

といった状況が手に取るように可視化することができ、ユーザーフレンドリーなUIとなっていることで、ITに関わったことのない人にとっても、知らずとしてプロジェクトの進行にみんなで関わることができるという点が素晴らしく、お仕事だけでなく、個人的に関わっているオーケストラ運営にも活用させていただいています。オーケストラ運営も、演奏会というゴールと、そこに至るまでのマイルストーンがあるという点ではひとつのプロジェクトとも言えますので。

Backlog World 2019
Backlog World 2019

そんなBacklogに何らかの形で関わっていたり、興味のある人たちが集まって行われたのがBacklog World 2019というカンファレンスイベント。イベント自体は2回目の開催で、私自身は初めての参加だったので、どういう進行になったり、どういう話が聞けるのか、ちょっとドキドキな気持ちで秋葉原UDXに向かったのでした。

基調講演から最終のLT大会まで、みっちりと様々なセッションを聞いてきたのですが、

結論 : みんなプロジェクト運営に悩んでいる中で、いろんなアイデア出しながら頑張ってる!

いや、それだけではないんですけれども、単純にBacklogを使いこなすための工夫を話し合うのではなく、あくまでBacklogはツールとして捉えている中で、どういう風にしてうまくプロジェクトを運営していくのがいいのかというベストプラクティスを、集合知の形で共有してもらえて、とにかく勉強になったのでした。

基調講演の「木材工場で起きた奇跡、とその後」では、

  • 小さな成功を積み重ねる
    • あれもこれもやりたいはやめる
    • 改善のプロセスを大事にする
    • ITに慣れてもらう
  • 真の課題へのアプローチ
    • なぜなぜ分析
  • 関係者全員でストーリーを共有
    • 徹底したコミュニケーションとヒアリング
  • リーダーシップがメンバーのモチベーションを上げる

プロジェクトマネジメントとは :

プロジェクトをファシリテートして関係者全員でプロジェクトを成功に導く

といったトピックスと結論にとても共感しただけではなく、自分の立ち位置や、現在取り組んでいるプロジェクトに対する姿勢が間違っているわけではないんだなということを、改めて認識することができて、何だか嬉しい気持ちに。

Backlog World 2019セッションの様子
Backlog World 2019セッションの様子

「Backlog嫌いのクライアントの巻き込みかた」では、Tipsとして、

  • なんでも書き込んでいい課題を作る
    • Backlogの使い方に慣れてもらう
    • この課題に出てきた個々の課題はディレクターが切り出していく
    • 慣れてくればクライアントが勝手に課題にしてくれる
  • 課題名を変更してコメント欄に差分を書く
  • 期限日を設定する。ただし親課題のみ。子課題には期限日を設定しない
  • 急ぎの場合はBacklogのURLをチャット(メール)で送る。結論はBacklogで管理

特に、なんでも書き込んでいい課題を作るについては、私が管理しているオーケストラ立ち上げのためのBacklogに、すぐに活用させてもらい、既にコメントの数が最大のチケットになっております。

一部のセッションの要点のみを書き出してみましたが、登壇された皆さんも含めて、同じように抱えている課題って、

  • タスクやタスクの進行状況についての可視化
  • プロジェクトメンバーをいかにしてうまく巻き込むか
  • どうやってみんなでプロジェクトの成功体験を共有するか

という視点で共通しているんだなということを再認識することができたのが本当に収穫でした。

こういった課題に対する明確な解は、正直「ない」というのが、多分正解なんじゃないかと思います。けれども、明確な解がないからこそ、そのプロジェクトなりの解を見つけ出そうとあれこれ工夫していくわけで、上段にも書いた通り、それをオフラインの集合知という形で共有できる機会があるのはとてもいいなと思いました。

そして、皆さんから溢れるBacklog愛の何ともすごいこと! 好きなプロダクトだからこそ、それを使い倒しながら仕事を進めていきたいという思い出あふれていて、何だか多幸感をもらうことができたような気分。

こういった形で定期的に集まることができる機会があるのって、本当にいいですね。次回も是非参加して、もしも共有できることがあれば、私からも何かしら小さなことでも、発信できればいいなと思います。

主催してくださったJBUG(Japan Backlog User Group)の皆様にも感謝しています。ありがとうございました!

vlayusuke について

Violaを弾く。千葉県の東の端の方にある街のオーケストラで活動中。 好きな街は、Berlin、München、Wien、Barcelona、福岡、神戸、芦屋、金沢、横浜。
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