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2003-09-15 Berlin Nr.1

6:30に目を覚ます。Berlinの空は若干うす雲がかかっているように見えたがそれは夜が明けた直後だからそう見えるだけで、日が昇っていくうちに快晴であることがわかる。少し寒いけれども気持ちの良い朝だ。ホテルの目の前がAlexanderplatzの駅で、さすが平日の朝らしく、S-bahnや長距離列車がひっきりなしに発着している。

忘れ物問い合わせ第2弾、やはり見つからないようだ。最大2日間は遺失物係のほうで忘れ物情報を管理してくれているそうなので、それを少しだけ望みにすることにする。でも写真がまったく撮れないのは悔しいのでフィルム式のカメラでも買いに行こうかなと外に出てみたら、ホテルの隣にSATURNという名の電気製品量販店があるのを発見。FUJIのカメラが49.95EUROと安かったのでフィルムと一緒に購入する。まさか外国で日本製品を買うことになるとは・・・。

気を取り直して朝食をとって出発。AlexanderplatzからS7でFriedrichstraßeへ。吹いている風がとても気持ちがいい。それなりの繁華街だけれども、それでもどことなくゆったりとしていてとても歩きやすかったりする。Unter den lingenとの交差点を右に曲がる。中央に歩道のある広い通り。日本でいえば大阪の御堂筋のようにスカイラインが一直線に揃っている。やがてブランデンブルク門の上に立つ飾りが見えてくる。そしてその下には・・・、巨大なサッカー・ボール?2006年のサッカー、ワールドカップの開催告知をPRするための施設になっていて、ボール中には入れるようだ。そんな巨大オブジェを横目にブランデンブルク門を潜り抜ける。目の前は6月17日通り、その先には遠くジーゲス・ゾイレが見える。

ブランデンブルク門の交差点を右に折れれば、あの連邦議会議事堂が見える。重厚な建物の上にガラスのドームがのっかっているあれだ。すっかり観光施設化して外国人観光客ばかりなのかと思いきや、ドイツ中から今でも見学者が大量に訪れるようで入場までは1時間待ち。そして入場時には金属探知機で持ち物チェックが入る。政府の重要な施設だ。そのくらいは当然なのだろう。平日にもかかわらず高校生らしい集団をたくさん目にする。携帯電話をかけ、お構いなしにタバコを吸っている姿なぞ見ていると、どんな国でも中高生って同じようなものなのかな?と思う。

エレベーターで屋上に登りドームへ。激動のドイツ史の片鱗を背負っている建築物なのにらせん状スロープを持つドームの内部はとても明るくて透明。ドイツの歴史はベルリンで大きく変わったのか、もしくは開かれた連邦議会を主張したいのか、その真意は不明だけれども、古いものと新しいもののコントラストが下手に目障りにならず、非常にきれいな形で融合できているところがなんとも凄い。ドームの最上部から見える街並みはあちこちで未だ工事中だらけだけれども、そんな光景に、この街が15年前から今も疾走しつづけているのかも知れない、という印象を受けた。それに比べると東京って本当に飽和状態だな、と思う。

Unter den lingenの駅からS1でPotsdame Platzへ。U2に乗り換えてNollendorf Platzで降りる。今は亡き壁をすり抜けて旧西側にはいったわけだ。このあたりは中心から多少外れていることもあって街並みも若干落ち着いているし、人通りも割合少ない。日差しも穏やかで散歩するには最高の環境。駅からのびるEinemstraßeを北へ500mほど歩き、Lutzow Platzを横切ると、緑に囲まれたBAUHAUS展示館が見えてくる。ベルリン2番目の目的地に到着。

Gropiusが設計したこの建物は、主として、ちょうどBAUHAUSがDessauに一転してからBerlinで閉校を余儀なくされるまでの活動の数々が展示されている。そのうちの一部は3年前に宇都宮、名古屋、広島と巡回したBAUHAUS展の内容と若干重複するものがあったけれども、特に家具や食器には、何度見ても新鮮な印象がする。すでに誕生してから80年以上も経つデザインが今でもちゃんと通用する。流行のスピードが加速度を増して回転していく中で、ゆるぎないものを想像することができるというのは本当に凄い。地下のカフェで少々休憩。友達に出す絵葉書を書いてみたり。

BAUHAUS展示館を出て東へ進む。Ka De Weを横切るあたりから人通りは突如として多くなり、西側の中心街らしくなってくる。人通りの落ち着いている新宿東口のような雰囲気。vodafoneのショップには新型携帯電話を求める人が群がっているし、ゆくゆくひとはみんな大声で喋りつづけているので、落ち着いているくせにやたらにぎやかだ。Zoo.駅からS75で一旦ホテルまで戻る。

少々の休憩の後、「赤の市庁舎」裏手にある居酒屋へと向かう。ドイツに来たからには地ビールを飲まなくてはならない。そんなこんなで入ったお店で、ビールと共にお勧めと言われた料理を注文する。で、出された料理が・・・でかい。巨大なアイス・ヴァインがどかんと載り、ポテトサラダとザウアークラフトもこんもりと盛られている。どうも周りにいたドイツ人のおじさんおばさんにとってもあれだけの料をJapanischが食べきれるのか興味津々らしい。が、やはり実際食べてみたときの量は想像を絶するものがあって撃沈。少々残してしまう。ただ味はとてもよくて、苦し紛れながらも店員さんには"sehr güt"(とても美味しかった)と言ってお勘定の後、ふらふらとホテルへ戻るのであった。

参考:S-bahn-berlin :: Netz