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■ 住吉の長屋

□ Impression

大阪市の南部、天王寺から電車で南へしばらく下った住宅密集地に建つ個人住宅で、設計者である安藤忠雄さんはこの作品で1976年、日本建築学会賞を受賞しており、少なくとも建築に興味を持つ者にとって非常に強烈な印象を与え続けています。

外部に対してほとんど開口を持たず、決して広いとはいえない内部空間を極限まで豊かに見せる工夫がこの作品にはなされているわけですが、外部は周りの住宅と対立しているというよりも、むしろしっくりと溶け込んでいるような印象を感じました。そして驚いたのは築17年(2003年現在)という年月を感じさせない、外壁の打放しコンクリートの完成度の高さです。帰り際に少しだけ触れてみたのですがクラックもほとんど見られず表面は非常に美しく、安藤忠雄さんのコンクリートに対するこだわりというもののを、少しだけですが感じることができたように思います。

□ Photo

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■1. 前面を北側から臨む。(拡大)
■2. 前面を南側から臨む。(拡大)
■3. 南側立面を隣接する駐車場より臨む。(拡大)

見学日:2003-06-21

所在地:大阪府大阪市
用途:住宅
構造:鉄筋コンクリート造、壁式構造
設計:安藤忠雄