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東京都杉並区の閑静な住宅地に建つ住宅です。副題となっているL'altana(アルターナ)とは、イタリア語で「物見台」という意味を持ちます。
外見は周囲の環境に対してしっくりとなじんでいるのですが、玄関を抜けて左手に折れ、階段を臨んだときの開放感がまず印象的でした。旧来の日本の住宅において階段の存在というのはどことなく薄暗いイメージがあるものですが、この住居の階段室は北側に面しているものの、目一杯開口がとられているので外部の光がいっぱいに入ってきてとても明るく、天井の高さもあってとても気持ちがいいです。踊り場に椅子を置いて読書をしてみたい、などと感じました。
次に印象的だったのは書斎の飾り窓。植栽はこれからということでしたが、作り付けの机の前に置かれた椅子に座って、この飾り窓から切り取られた緑を眺める、ということを想像してみたらなんだかわくわくしてきます。
リビングからアルターナのある最上階へと続く階段を含めたリビングは新築であるのにもかかわらず、まるでもとから存在していたかのようにしっくり。階段上部の丸窓が憎い演出です。
全般的に強く印象に残ったのは開口の様々な取り方で、こういうところにこういう開口の配置をすると面白い空間になるのね、と、住居の中をぐるぐるとまわりながらものすごく感心してしまいました。
多分どんな住居に住んだとしても、最低でも必ずひとつは自分がそこにたたずんでいてしっくりと来る場所がひとつあるのではないかと思うのですが、この住居、いい意味でしっくりとくる場所探しに迷うと思います。自分だったら階段の踊り場か、リビングの南東角あたりか、書斎とそこに続くサンルーム。うん、きっと迷うな。
この作品の情報は、鈴木茂雄さんのWebサイトの中でも美しい写真を含めて公開されています。
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■1. 1階から2階への階段。(拡大)
■2. 全面にスモークガラスが使用されている。(拡大)
■3. 2階踊り場から階段を見下ろす。(拡大)
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■4. 1階踊り場から階段を見上げる。(拡大)
■5. 2階リビング吹き抜け。(拡大)
■6. 2階リビングから3階への階段。作り付け棚との兼用。(拡大)
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■7. 階段と丸窓。(拡大)
■8. 1階書斎。(拡大)
■9. 1階書斎の作り付け本棚。(拡大)
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■10. デッキからサンルーム方向を望む。(拡大)
■11. サンルーム上部。天井部は散水可能。(拡大)
■12. 1階テラスからアルターナ方向を望む。(拡大)
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■13. デッキから上部を望む。(拡大)
■14. 階段外観。(拡大)
見学日:2005-07-30
所在地:東京都杉並区
用途:住居
構造:木造軸組構造
設計:鈴木茂雄/studio sync
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